R.A. Epigonos et al.

[nohup][disown][screen] ログアウト後にもプロセスを残す

nohupは良く使っていた。最近になってdisownを知った。違いは、プロセスの起動前に使うのがnohup、起動後に使うのがdisown。これだけだと判りにくいので、例を考えてみる。プログラムを作って、起動させる。

$ hoge

終わるまでに1分待ったのに終わらない、でもログアウトして帰宅したい。そんな時は、C-zで一時停止して、psとかjobsで一時停止したプロセスのPIDかジョブ番号を調べる。これを引数にしてdisownを走らせる。

$ jobs
$ disown %1

これで心おきなく帰宅できる。ログアウトしてもプロセスは死なず、プログラムhogeが完走するまでプロセスは生きつづける。

hogeが時間のかかるプログラムだということが判ったので、次に計算させるときはあらかじめログアウト後もプロセスを生かしておきたい。そんなばあいはnohupをつけてhogeを起動。

$ nohup hoge

いつも使うときはnohup nice -n 19 hogeのようにして使うことが多い。niceはnice値を高くして優先順位を低くする(+10する)コマンドだが、これをdisownでも使うにはどうすればいいのだろう。

Xを使うけどXを対話的に使わないプログラムの場合はnohupしたくなる。たとえば、出力デバイスをX経由のpngデバイスにする場合とか。そんな場合はxvfbをつかう。これでよし。

$ xvfb-run nohup nice -n 19 R --vanilla < hoge.R &

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ChangeLog

  1. Posted: 2007-06-29T06:09:47+09:00
  2. Modified: 2007-06-29T15:19:34+09:00
  3. Generated: 2023-08-27T23:09:16+09:00