- windows 2000の動いているマシン
- coLinux本体
- debian netinstaller
- debian netinstaller に含まれるinitrd.gz
- qemu
手順的には、colinuxのセットアップ、qemuでディスクイメージの作成、coLinux上にdebianをインストールのための設定ファイルの作成、debianのインストーラを起動、インストーラからAlt+F2で仮想コンソールを移動、移動先の仮想コンソールからログインしてインストーラが作った*nix上でdebianをクロスインストール(debootstrap)、システムの設定、である。気づかねばならない重要な視点は、debian netinstallerはdebianをインストールするためのかませ犬でしかないことに気づくこと。このことに対する重要な示唆がD.3. Unix/Linux システムからの Debian GNU/Linux のインストールとcoLinuxでDebian etchを使うを比べてみるとよくわかる。
つまり、あえてdebian installerを使わずとも、クロスインストール出来るようなLinux環境があればよいということだ。つまり、クロスインストールするのに必要な最低限のLinux環境を作るためにdebian instalerを使用したということなのである。ゆえに、いくつかのイメージがcoLinux本家から手に入るので、これを使ってcoLinuxを起動し、其の上でクロスインストールすることもOKなのである。
ただし、debootstrapはこれを導入するためにarとwgetとが使えなければいけない。残念なことに、coLinuxに添付されているinitrd.gzに含まれるbusyboxはarコマンドが無い。そんな訳で、非常に残念なことに、余分なものが必要になる。とにかく、arとwgetが使えるinitrd.gzがあればいいのだが。