論理的とは何か、屁理屈とは何か。議論の最中に「屁理屈だ」「答えありきの論理展開だ」「論理が飛躍している」と言われたことがある。そんな時に最初に確認するべきことは、議論の目的(ゴールの設定)と論理展開の仮定が相手と共有されているかを確認すること。「屁理屈」と感じるのは、
ということなのではないだろうか。「屁理屈だ」と言うのも言われるのも良いけれど、それに続けて「議論の目的(目標、ゴール)を確認させてください」「この仮定が成り立つ理由はなんですか」って続かないのはお互いの議論スキル不足だと思う。逐次的に進む論理のそれぞれのステップを、一段階掘り下げて確認しましょうということ。
さて、「答えのない質問」を出して「論理力」を見るという課題がある。答えはいくつも考えられるので良いとしても、答え方は一つしかない。それは、「仮定Yならば、答えはZである。」から始めて、「仮定Xの下で仮定Yは成立」することに続き、「仮定Aは公理である(無意識下で共有されている仮定)」で終わればよい。