無料であることの責任
たとえ広告が挿入される無料ホームページスペースであったとしても、管理者は訪問者に広告を見せない様にサイトを構築することが可能である。果たしてそれは真か偽か。もちろん、ホームページスペースを貸し出す側の企業は商業的メリットがなければ、わざわざ無料でホームページスペースを貸し出すようなことはしない。ホームページスペースの管理者は本来ならば、企業に貸し出されたホームページスペースの対価を払わねばならないはずだ。サービス利用者に対価を求めない無料サービスは、利用者がサービスを使用することそれ自体が収入の源泉になっている。無料ホームページスペースとは、管理者が訪問者にとって魅力的なコンテンツを配信し、このサイトから無料サービス供給元へのトラフィックを成立させてこそ成り立つ、広告収入モデルなのである。つまり、サイト管理者は無料サービス供給元のセールスマンなのである。
転送メールを無料サービスとして成立させることが難しい理由はここにある。最近、Infoseekの転送メールサービスが打ち切られた。転送メールとは、あるメールアドレスに送られたメールを別のメールアドレスに転送するサービスである。転送時にメールに手を加えない場合、どうやって