「わかる」と「納得する」はぜんぜん違う。納得するのは簡単だ。納得するのは自分の中で割り切ることが出来ればよい。でも、わかるのは難しい。わかるのは他人をわからせなければいけないからだ。ぼくはいままで納得する勉強ばかりしてきたのかもしれない。例えば、僕は「1+1=2である」ということに納得しているが、わかってはいない。自分が「納得している」のか「わかっている」のかわからなくなった場合は、こう聞いてみよう。「1+1が2でない理由を説明せよ」と。つまり命題「1+1は2である」の否定「1+1が2でない」の根拠を提示せよと。