検索エンジンには大量の情報を渡し、その中から人間に渡される情報は可能な限り最小化するべきだということ。検索エンジンは結構賢いわけで、検索エンジンを自分のサイトへのフィルタとして機能させるのは重要だということ。結局のところ、今までの検索エンジンはページ単位である。情報に対する紐付けの役割をなしている検索エンジンの結び付けられた先はページである。だから、人間は結局検索キーワードから紐付けされたページから自分に必要な情報を探しださなければいけない。このことは人間にとっては激しく面倒な話で、おそらく検索エンジンによって精度の高い情報と判断されても、人間にとって有用と判断されない。
じゃぁどうするか。人間が面倒だと思うのは検索エンジンから提示された候補から必要な情報を読みとるさいのページ内検索である。検索エンジンによっては検索キーワードをハイライト表示してくれたり、ブラウザによっては検索キーワードをハイライト表示してくれたりする。そのため、このようにして元ページに対して、情報をプラスアルファされたページを読むのが人間にとって効率がよい場合がある。しかし、残念なことにそうでない検索エンジンもあるし、そのようなブラウザを使っていない場合もある。
だから、単一のページとそこに含まれる情報は意味として単一である必要がある。コンテンツを作る側は、検索エンジンがキーワードに対して導きだすページというものに対して、単一の意味を与えるべきだ。このようにすることで、ユーザはより提示されたページが不要か有用か判断が容易になる。つまり、これまでページ内項目として意味的に分割していた部分を、項目同士の繋がりが無ければ別ページとして可能な限り分割させるべきだと思うわけだ。ユーザには必要十分で可能な限り少ない情報を与える。そうすることでユーザの必要な情報をすばやく拾い出す手伝いが出来ると思うわけだ。
ユーザのお手伝いという意味においてサービスを展開することは古い考え方ではない。googleだってそうだ。googleの検索結果のページには極力ユーザを引き止めておかないようにしておくことはgoogleだった考えていることだからね。