R.A. Epigonos et al.

[Wanderlust] inter7 で IMAP4

無料で使える IMAP4 のサービスが inter7。IMAP4 のクライアントとして Wamderlust。IMAP4 と Wanderlust の練習のためにアカウントを作った。

目次

~/.wlの編集

wanderlustの個人設定は.wlに記述する。基本的にはこの中に設定が全部書かれている。勝手に書き換えられることを考慮して、.wlの中から別の設定ファイルを読んでおいた方がいいかもしれない。

テンプレートをコピーする。

$ cp /usr/share/doc/wl-2.14.0/samples/ja/dot.wl ~/.wl

んで編集。wl-fromを書き換え。

$ vi ~/.wl
> (setq wl-from "hoge@inter7.jp") とかにする。

起動。もし、message-idなんちゃらというエラーが出たらwl-fromを正しく設定しなおす。

$ emacs -f wl

エラーがでなければM-x M-cで終了。~/.foldersを編集してフォルダを追加。hogeはアカウント。

$ vi ~/.folders
> %inbox:hoge/clear@mail.inter7.jp:143

どっちかで起動。起動したらSでIMAPディレクトリと同期

$ emacs -f wl
$ emacs -e wl

次からパスワードの入力を不要にするためにM-x elmo-passwd-alist-save

うまく言っていれば問題ないんだけど、やっぱSSLで通信したいなということで、.folderを書き直す。んでついでに色もつけておく。

$ vi ~/.folders
> [inter7]{
>         %INBOX:hoge/login@mail.inter7.jp:993!     "受信箱"
>         %INBOX.Trash:hoge/login@mail.inter7.jp:993!       "ごみ箱"
>         %INBOX.Sent:hoge/login@mail.inter7.jp:993!        "送信済み"
>         %INBOX.Draft:hoge/login@mail.inter7.jp:993!       "草稿"
> }

inter7.jpのメーラー設定のページは親切で、SSL証明書とかSTARTTSLとか知っていれば何をすればいいかすぐわかるそうな。それにしてもSSL証明書を配布しているメールサーバは始めてみた気がする。SSL証明書をマシンにインストールしなくても暗号化通信は行えるが、注意しなければいけないことは、相手先のサーバこの場合はmail.inter7.jpの素性を保証できないということだ。さらにSTARTTSLを有効にする場合は143!!とするのが一般的。starttslは通常のポート(143ポート)とコネクション張ってからstarttslするからね。また、使えるためにはstarttslというコマンドが必要らしい。

サーバのSSL証明書をダウンロードせずに、BeckyでSSL通信を有効にするには、SSL/TSL設定の「証明書を検出しない」というチェックボックスにチェックを入れる。

[wanderlust] gmail用の.foldersファイルの内容

~/.foldersは次のような感じにした。とりあえずこれでIMAPフォルダの内容を見に行くことが出来るようになった。

$ vi ~/.folders
> %:"hoge@gmail.com"/clear@imap.gmail.com:993!/

汚いけれどとりあえずこれでOK、この場合はIMAPフォルダの内容が全く省略されずに表示される。まぁ追々きれいな名前にして行こう。lifehack的な使い方をしようと思ったんだけど。やっぱり難しいのかもしれないなぁ。

2008/08/07-2008/08/11頃、imap経由でのgmailに接続できなくなる。正しく言えば、imap.gmail.comに接続できても、認証に必ず失敗。色々調べたが、原因はよくわからん(逆引きの出来ないアドレスからの接続はだめか?)。2008/08/12に解決。とにかく恒常的に使わないと、何が原因で接続障害が生じたのかわからなくなる。それらしいものを下に上げたが、どれも日時的に僕の場合と違うっぽい。

  1. http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0808/12/news033.html
  2. http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0808/08/news041.html
  3. http://gmailblog.blogspot.com/2008/08/we-feel-your-pain-and-were-sorry.html

opensslでじかにIMAPコマンドを叩いて上手く接続できた場合のメモを残しておこう。

$ openssl s_client -host imap.gmail.com -port 993
...
0001 LOGIN hoge@gmail.com hogepasswd
0001 OK hoge@gmail.com authenticated (Success)

[wanderlust] 使いかたのメモ

困った時は F10 でファイル、Summery。いやマジで。これさえあれば「できること一覧メニュー」にいける。

wanderlust の機能
モードキー機能コメント
summarySpaceメール内容を 1 画面進める
summaryBack Spaceメール内容を 1 画面戻す
summarypフォルダの前のメールに戻る
summarynフォルダの次のメールに進む
summarylメールディレクトリツリーを見る
summarySソートソートはそれほど重要ではない。
summaryOコピー振り分けマークをつけるどこにコピーするか聞かれるので答える。1 回のマーキングで 1 箇所にしか移動できないので、複数の移動先 (gmail でいうところの Label) がある場合は何回もやらないとだめ
summaryXマーク実行
emacs一般C-x owindow 間のカーソル移動

とにかく debian etch の emacs は通常モードでは utf-8 に未対応なので起動時に色々と読み込まなければいけないパッケージが多い。これによってかなり起動に時間がかかるようになってしまった。メールにスコアをつける行為を抑制したい、そうすれば多少軽くなると思う。今のままだと X でマークを適応するたびにフォルダのリロードが行われて結構時間がかかる。

.wlの内容

大きすぎる添付ファイルのプリフェッチを制御。この場合は1000bytesを超える場合に確認メッセージを出す、と思う?

$ echo \(setq wl-prefetch-threshold 1000\) >> ~/.wl

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ChangeLog

  1. Posted: 2003-10-24T00:46:30+09:00
  2. Modified: 2003-10-24T13:44:53+09:00
  3. Generated: 2024-11-18T23:09:16+09:00