R.A. Epigonos et al.

[Winamp] Winampとタスクマネージャで目覚し時計

タスク機能とWinampを使ってWinampを目覚まし時計にする。なんてことを考えてみました。Winampを起動するときの引数にプレイリストを指定すれば、自動的にプレイリストの再生を始めるようになっているので、このプレイリストに目覚ましメロディを登録しておけば目覚めもすっきりかも。プレーヤーはWinampでなくてもよいです。タスクで起動できて、起動時に自動的に再生を開始してくれるものであれば。Winampを選んだのは私がこれを使っているからです。

引数付でWinampを起動するこんなバッチファイルを作ってみました。このバッチファイルをダブルクリックすれば、バッチファイルはWinampを起動させ、自分を終了させます。起動されたWinampは、引数で指定されたプレイリストを読み込んで、登録順に再生を開始してくれます。

CLS
@ECHO OFF
@SET PATH="%PATH%";"C:\temp_prog\Winamp\"
winamp.exe "D:\temp_bat\start.m3u"
EXIT

環境に合わせてファイルを書き換えなければ動作しません。なので、書き換える必要のあるところだけ解説します。バッチファイルの書き方について詳しく説明しません。<3行目>環境変数にWinampのパス(winamp.exeのある場所)を加えています。こうすることで、次の行でWinampをwinamp.exeとするだけで起動できます。普通にWinampをインストールしただけではWinampのパスは環境変数に追加されないので、ここでwinamp.exeの無い場所を指定すると、次の行で起動されるはずのWinampは起動されません。つまり目覚ましが鳴りません。<4行目>Winampを引数付で起動しています。引数(winamp.exeの後に続くもの)にはプレイリストファイルを絶対パスで指定しています。このように起動すれば、アイコンをダブルクリックしただけでは自動的に再生を始めてくれないWinampが自動的に再生を始めてくれます。

どこぞの掲示板(多分2ちゃんねる)で、プレイリストの代わりにこファイルやインターネットラジオチャンネルのアドレスを指定すれば再生が始まるという記述がありました。単発の質問にレスが1つだったので、詳しい話し合いが行われた形跡はありません。検証の結果できることが判明しました。2004/09/20追記

注意しなければならないことが一つあります。ファイルのパスやファイルネームに空白が使われている場合、引数ごとに半角のダブルクォーテーションマーク(")で囲ってください。引数は半角の空白ごとに区切って解釈されます。シングルクォーテーションマーク(')やそれらの全角文字で囲っても動作しません。上記のソース内ではダブルクォーテーションマークで囲まなくてもwinamp.exeのパスもプレイリストファイルの場所も問題ありませんでしたが、WinampはデフォルトでC:\Program Files\Winamp\以下にインストールされます。この場合、3行目は必ず下のようしないといけません。

@SET PATH="%PATH%";"C:\Program Files\Winamp\"

またよくある例で、ファイル名がArtist - Song Title.mp3、ファイルのある場所がC:\My Documents\My Music\だった場合、4行目は必ず下のように としないと目的のファイルは再生されません。

winamp.exe "C:\My Documents\My Music\Artist - Song Title.mp3"

注意点を逆手にとってファイルをいくつも指定することもできますが、あらかじめ目的のファイルをプレイリストに登録してそのプレイリストを引数に指定したほうがよいでしょう。プレイリストをいくつも指定した場合は、全てのプレイリストが指定した順番に読み込まれます。また、絶対パスでファイルを指定しない場合は、バッチファイルから見た相対パスで指定してください。

再生の仕方(シャッフル、繰り返し、イコライザ)は起動したときの設定に準拠します。目覚ましとして使うなら、Winampを繰り返し再生オンの状態で終了させてから、バッチファイルをダブルクリックして起動してください。

目覚ましとして実行するために書き換えたバッチファイルをタスクに追加します。エクスプローラでこのバッチファイルを選択、コントロールパネル内のタスクフォルダにドラッグアンドドロップ。タスクフォルダ内にwinamp_startとしてスケジュール登録されるので、これを選択、右クリック>プロパティ>スケジュール>好みの時間に設定。デフォルトでは毎朝9:00に目覚まし。もしくは、コントロールパネル>タスク>タスクの追加>ウィザードに従って追加。

パソコンの電源をつけて、スピーカーのボリュームを調整して寝ます。このままでは何らかの理由でパソコンの電源を睡眠時間中も入れっぱなしにしなくてはならないような人にしか、利用価値がありません。そんな訳で次に続きます。

BIOSいじらないとパソコンの電源をつけておかないとタスクが実行されないので、睡眠時間の分だけ電気代が余分にかかる高価な目覚ましですね。寝起きが悪くても、電気代を気にしている人なら必ず起きるかも?目覚まし止めて2度寝するか。

スケジュール起動できますか?Windowsはパソコンが起動していないと機能しないため、Windowsの機能でスケジュール起動することはできません。お使いのパソコンのBIOSがタイマー起動をサポートしていれば、BIOSの設定でWindowsをスケジュール起動させることができます。この機能を使ってパソコンを目覚ましのなる時間より前に自動起動させます。まだ問題解決していません。Windowsのバージョン(2000やXP)と設定によっては起動時にパスワード入力が求められます。これを回避する、もしくは自動化することが必要です。

非対応の場合、BIOSにWakeup on RingやResume on RingやWake On LANなどの項目があるかどうかをチェックしてください。この機能がある場合、方法によっては自動起動することができるかもしれません。つまりモデムやLANに着信があった場合パソコンを起動する機能なのですが、そのためにはどうにかしてデバイスにパケットを送ることが必要です。ただし、この場合、大型電化製品が同じコンセントに挿さっていたり、粗悪な電源だと突入電流で起動してしまうことがあります

Winamp wakeup control

Winamp wakeup controlというものがあるらしい。最近は目覚ましでwinampを使うことがなくなったけれど、ちょっと調べてみるといいかもしれない。

ソーシャルブックマーク

  1. はてなブックマーク
  2. Google Bookmarks
  3. del.icio.us

ChangeLog

  1. Posted: 2009-01-01T21:27:41+09:00
  2. Modified: 2009-01-01T07:51:51+09:00
  3. Generated: 2023-08-27T23:09:10+09:00